若手アーティストの発掘・支援を目的に行われる京都芸術センターの公募プログラム「作家ドラフト」の審査結果が先頃発表された。

3月21日～6月20日の期間で募集を行い、全国各地より応募のあった計115件の中から、今回の審査員・岡田利規氏（チェルフィッチュ主宰）の審査のもと、潘逸舟(はん・いしゅ)さん、小沢裕子(おざわ・ゆうこ)さんの2名が入選となった。両作家は、2012年2月に京都芸術センターのギャラリー北・南を会場に展覧会が開催される。

潘逸舟／ハン・イシュ http://hanishu.com/
1987年中国上海生まれ。97年より青森県に住み、現在東京芸術大学大学院在学中。主な個展に「たとえば、兎とシャンプー」（2009／nagune／東京）。主なグループ展に「YAKINIKU アーティスト・アクション in 枝川」（2010／東京朝鮮第二初級学校／東京）、「Noman's Land」（2009／旧在日フランス大使館／東京）「thinking about dog's death #5」（2006／art & river bank／東京）。その他、2010−2011「ショーネット・ヒューズ青森プロジェクト」にダンサーとして参加。

小沢裕子 http://www.youtube.com/user/pa03040yo
1984年千葉県生まれ、2009年武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コース修了。WEB上に点在する動画にテキストをつけた映像などを制作。主体性を取り戻す試み。

個展
2010　「スピーチ」現代HEIGHTS ／東京
2011　「とってつけたようだ」現代HEIGHTS ／東京

グループ展
2006　「ForRent!ForTalent!2」三菱地所アルティアム／福岡（入選）
2007　「武蔵野美術大学造形学部卒業制作優秀作品展」武蔵野美術大学／東京（優秀賞）
2008　「群馬青年ビエンナーレ2008」群馬県立近代美術館／群馬（入選）
2010　「群馬青年ビエンナーレ2010」群馬県立近代美術館／群馬（入選）
2011　「富士山と富士山」Art Center Ongoing ／東京

「作家ドラフト2012」審査結果発表の詳細は公式ウェブサイト＜http://www.rendezvous-project.com＞にて。