展覧会
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執筆: 記事中参照
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公開日: 2009年 11月 09日 |
多摩美術大学版画科を卒業後、愛知県立芸術大学大学院を修了した作家は、愛知県藝の 非常勤講師を経て、 現在多摩美の助手を務める。女性作家の多い中でかなり男性的な情緒性を持った作品といえるが、モノタイプと称する独自の手法で版画の枠を ひろげる感性は現代人の 感覚に応えるものである。
人や物に対して実感をもてないとき、私はそれらとの「距離」について考えます。「距離」は、感触や匂いや温度などから私を遠ざけ、対象を周りの世界と共に希薄で均一なフィクションにしてしまいます。
私は、「距離」を私と外側の境界にある一枚のフィルターとして捉え、そのフィルターに映るフィクションをイメージし作品にしています。
それにより、「距離」を超え、対象を感じることができるのです。
鷹野 健 1980 神奈川県生まれ 2003 多摩美術大学美術学部版画専攻 卒業 2005 愛知県立芸術大学大学院油画専攻 修了 2006 愛知県立芸術大学油画専攻 非常勤講師 2007 多摩美術大学版画専攻 助手 展覧会歴多数。 収蔵:川崎市民ミュージアム、町田市立国際版画美術館、Silpakorn University、愛知県立芸術大学版画研究室
※全文提供: 鷹野健
会期: 2009年11月2日-2009年11月7日 会場: 表参道画廊
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最終更新 2009年 11月 02日 |