山本渉:春/啓蟄 |
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Published: July 18 2014 |
There are no translations available. 2014年7月25日(金)より、ユミコチバアソシエイツでは山本渉の個展「春/啓蟄」を開催致します。 写真を媒体に多岐に渡る作品展開をしてきた山本渉は、熊野古道の原生林の中でセルフポートレートを撮影した「線を引く」、植物に高周波・高電圧をかけその放電により発生した光を記録した「光の葉」「プラタナスの観察」、男性用の自慰道具の内部に石膏を流し込み型取りした立体物を撮影した「欲望の形」など、いくつかのシリーズをほぼ同時期に展開してきました。 その作品ごとに異なる技法的試みは、既存の写真の枠組みにとらわれずに空間、物質、思想、文明そして自己の、厚みのある記録を行うためのバリエーションであり、時代や文化によって多様に変化する自然という概念に対して改めて\"とる\"(撮る/取る/採るetc..)ことについて考えねばならないとする作家の強い姿勢が見てとれます。 光/熱の源泉である太陽がもたらす自然現象を、皮膚感覚のように直に捉えようと試みた本作は、視覚的に非常に美しいものでありながら、そこに収斂すること無く天為と人為の狭間にあるものを鑑賞者に問いかけます。 本展では2014年の冬から春にかけて撮影されたものから約10点を選び、展示致します。 尚、今回の個展に合わせ、山本渉と写真家/著述家・港千尋氏によるトークイベントを開催致します。 ■トークイベント「山本 渉(写真家)×港 千尋(写真家/著述家)」 全文提供:ユミコ チバ アソシエイツ VIEWING ROOM-shinjuku 会期:2014年7月25日(金)~2014年8月23日(土) |
Last Updated on July 25 2014 |