内田有（うちだゆう）さんと佐藤孝子（さとうたかこ）さんの二人展。

内田さんは今春、東京藝術大学院を修了した新進のガラス造形作家。今年3月の当ギャラリーでのグループ展で好評を博したガラス鋳造でできたアイスキャンディーの新作と代表作約10点を展示する。溶けていくアイスを通して表現されるテーマ「時間」が新作ではどのように深化しているか楽しみである。

佐藤さんは当ギャラリーで過去に個展やグループ展を開催した武蔵野美術大学大学院卒業の若手の造形作家。近年制作しているシルクスクリーンのインクと版画用紙を用いた作品約10点を展示する。艶やかなインクの重なりによる独特の素材感は、焼き物の肌や金属やガラス質を思わせ魅力的である。

全文提供：　Gallery Face to Face

会期：　2011年7月9日（土）－2011年7月24日（日）
会場：　Gallery Face to Face