展覧会
|
執筆: 記事中参照
|
公開日: 2014年 7月 18日 |
TIME & STYLE RESIDENCEでは、美術作家の榎本裕一氏を迎え、店内空間を取り込んだ展覧会を開催致します。
「私は植物を観察しながらその植物の色を塗っています。 自然をひとつひとつ理解しようとする作業です。 塗り上がった作品は、様々な光の環境下に持ち出し色を観察します。より自然を理解しようとする試みです。(榎本裕一)」
榎本氏の作品は、一見ミニマムで抽象的な作品と捉えられがちですが、実のところ、それらには其々具体的なモチーフが存在し、そこから色彩が抽出され、見事にそれが作品にとどめられた具象的な作品なのです。 植物の美しいグラデーションの色彩世界を具体化した作品をはじめ、その塗込められた色彩の塗装面そのものが極限まで磨き込まれる事により鏡面化し、作品が対峙する外界が取り込まれる色彩と虚像がオーバーラップされる作品。など、自然の中に存在する色彩の美しさや現象、色そのものの魅力に改めて気づかされる作品です。TIME & STYLE の店内空間と、榎本氏の作品が互いに作用し合う色彩の世界を、是非ご高覧ください。
[作家プロフィール] 榎本裕一 Enomoto Yuichi
1974 東京生まれ 榎本裕一2006 金沢美術工芸大学大学院特別科目履修生修了 2005 石川県逸物轆轤技術研修所基礎コース修了 2002 東京藝術大学大学院 美術研究科工芸講座 木工芸研究生修了 1998 女子美術大学大学院 美術研究科美術専攻 洋画研究領域修了 1966 東京造形大学 美術学科美術専攻卒業
個展 2014 朝顔 / a piece of space APS & Gallery Camellia 2011 台「pedestal/calyx」/ switch point 2009 R2286 White / a piece of space APS & Gallery Camellia 2007 塗膜の花 flower of paint skin / GALLERY千空間 2006 風景 / studio J 2005 flower / 東京国際フォーラムアートショップ内エキジビション・スペース
グループ展 2012 二人展 / ギャラリー広田美術 2010 ART IN TIME & STYLE MIDTOWN VOL.9 / TIME & STYLE MIDTOWN 2009 希望の技法 -The Art of Hope- / switch point 2007 木の彩り / 桃林堂 盆景-My favorite garden / a piece of space APS ケレン -主張する色彩- / 東京藝術大学大学美術館陳列館 2004 4空間 / GALLERY千空間 2003 装飾木器 / 桃林堂('01.'02) 1999 女子美術大学の現代作家 / セシオン杉並展示室 1997 「~。」展 / P-HOUSE 7人展 原教授企画 / JOSHIBI ART PLAZA NASCENT / NAS 女子美術大学大学院7人展 /ギャラリー青羅 1996 DYNAMO / SK画廊(\'95) 1995 7人展 / ART SPACE KEIHO 1994 校内展 / 東京造形大学 4人展 / ART SPACE KEIHO 3人展 / 国立芸術小ホール 1993 2人展 / 東京造形大学 2人展 / 八王子美術アートセンター
コミッションワーク 2009 明治安田生命飯田橋ビル 昭和薬科大学 2008 慶応大学臨床研究棟
全文提供:T&S GALLERY/TIME & STYLE MIDTOWN
会期:2014年7月12日(土)~2015年9月15日(月) 時間:10:00~21:00 会場:T&S GALLERY/TIME & STYLE MIDTOWN
|
最終更新 2014年 7月 12日 |