小田英之+「明日見る夢」 |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2011年 5月 26日 |
30~40年後にはコンピューターの処理速度が人間を超えることが予想されています。科学技術は、いまあるものないものふくめて飛躍的な進歩により、今日の様々な問題解決の糸口をつかめるかもしれません。それに伴い人類も進化上の一大変革を迎えるかもしれないという、脳天気で楽観的な未来を夢見る私と、今日間近に直面している問題の多さに悲観的な感情に支配され病的に恐れ憂う私がいます。そう遠くない未来についての、明日見る夢として漠としたイメージの断片を現したいと考えています。 小田英之 個展 2001 「原子爆弾の作り方は遺伝子情報に含まれているか?」ギャラリーAD&A(大阪)4/16-4/28 グループ展 全文提供: ギャラリーモーニング 会期: 2011年5月24日(火)-2011年6月5日(日) |
最終更新 2011年 5月 24日 |
早くからCGなどのコンピュータグラフィックスで作品を制作してきた小田の約10年ぶりの個展。
今展ではスチルメーションというiPadを用いた動くグラフィクス作品と手書きのドローイングが並ぶ。以前からたびたび原子爆弾を素材としてきた小田だが、今展でも原子爆弾をモチーフに、明るい色彩とユーモアある物語性がポップな悪夢を描き出している。ひとつひとつの動く画像から物語や教訓を読み解くと「想定外」な光景が見えてくる。。
また、タブレット型コンピューターiPadがクラシックな絵画風に展示されているのも見どころだ。