TWS-Emerging 188/189/190/191 |
展覧会
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執筆: カロンズネット編集3
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公開日: 2012年 8月 06日 |
TWS-Emergingは、トーキョーワンダーウォール(TWW)の入選者100名の中から希望者を募り、審査を経た後、TWS本郷にて個展を行う企画です。本年度は、5月から8月までの4ヶ月間を通して各4名、総勢16名の若手アーティストを個展形式でご紹介いたします。 8月は、2012年度第4回目のTWS-Emerging。長谷川義朗(オル太)・村上佳苗・齋藤春佳・福山竜助をご紹介いたします。
[作家プロフィール] 長谷川義朗(オル太)
1984 福井県生まれ 2010 多摩美術大学 美術学部 絵画学科 油画科専攻 卒業 主な個展 2011 黄金の郷愁(オル太)、nap gallery、東京 2011 指彫刻(オル太)、岡本太郎記念館、東京 2010 萌える山田とねこまんま(オル太)、アキバタマビ21、東京 2010 オル太の田(オル太)、トーキョーワンダーサイト本郷、東京 主なグループ展 2011 つちくれの精霊(オル太)、NHK横浜放送局/神奈川芸術劇場KAATアトリウム、神奈川 2011 NEXT-TWS 10年!(オル太)、トーキョーワンダーサイト渋谷、東京 2011 トーキョーワンダーウォール公募2011入選作品展、東京都現代美術館、東京 2011 つちくれの祠(オル太)、川崎市岡本太郎美術館、神奈川 主な受賞 2011 トーキョーワンダーウォール公募2011入選作品展、入選、東京都現代美術館、東京 2011 第14回岡本太郎現代芸術賞TARO賞(オル太)、大賞、川崎市岡本太郎美術館、神奈川 2010 トーキョーワンダーサイト第4回展覧会企画公募(オル太)、入選、トーキョーワンダーサイト本郷、東京 2009 第12回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)、入選、川崎市岡本太郎美術館、神奈川
トーキョーワンダーサイトに「刺し身処 五右衛門」を出店します。「刺し身処 五右衛門」は、福井県小浜市に実在する海鮮定食屋です。小浜市は潮の流れが激しい日本海に面した港町で、京都や奈良に新鮮な海産物を送る「御食国」として栄えてきました。本展覧会では、豊漁を願う熊手や大漁旗、新鮮な海鮮丼が並びます。日本海の荒潮のように激しくうねる現代社会では、様々な問題が波のように押し寄せてきます。豊かさとは何か、生とは何か、その問いの答えは五右衛門の海鮮丼に込められているのです。さぁ今年の夏、東京に海鮮定食屋が開店します。ようこそいらっしゃいませ「刺し身処 五右衛門」へ!まいどおおきに!
村上佳苗
1986 愛媛県生まれ 2009 多摩美術大学 美術学部 絵画学科 油画専攻 卒業 2011 多摩美術大学大学院 美術研究科 博士前期課程 絵画専攻 修了
主な個展 2012 トーキョーワンダーウォール都庁2011(予定)、東京都庁第一庁舎3階南側空中歩廊、東京 2011 村上佳苗展、木之庄企畫+Gallery156、東京 2009 ASIAN STYLEⅩ‐ここからあなたをおもう‐、Pepper\'s Gallery、東京
主なグループ展 2011 シェル美術賞展2011、代官山ヒルサイドフォーラム、東京 2011 トーキョーワンダーウォール公募2011入選作品展、東京都現代美術館、東京 2011 多摩美術大学大学院有志修了作品展 Wander!!迷路、ランドマークロビー、神奈川 2010 YASUMArt2010、GALLERY色彩物語、東京 2010 ASIAN STYLE?‐この島で‐、Pepper\'s Gallery、東京
主な受賞 2011 シェル美術賞2011、入選、代官山ヒルサイドフォーラム、東京 2011 トーキョーワンダーウォール公募2011、トーキョーワンダーウォール賞、東京都現代美術館、東京
私は、瀬戸内海に点在する島のひとつに生まれ育ちました。島で肌に血に染み付いた土着観念の中にある、自然への畏敬の念と生きるための人間臭さに触れて感じるものが、私の作品の根源となっています。土地と共に生きる中での、私たちは個でありながらもなにかおおいなるものの一部であるという思い。そしてその構成要素として、ひとの小さな世界の中で、人間臭く生きる精一杯の営みを時に醜く、しかし尊く思います。「ひと」の故郷にある、それらの思いをかたちにしたいと思っています。
齋藤春佳
1988 長野県生まれ 2011 多摩美術大学大学 美術学部 絵画学科 油画専攻 卒業
主な個展
2012 トーキョーワンダーウォール2011都庁、東京都庁、東京 2010 齋藤 春佳 展、gallery b.TOKYO、東京 2009 今はもう今はなさそう、東京造形大学内ギャラリー node、東京
主なグループ展 2011 四郎かマチルダ、現代HEIGHTS、東京 2011 アートが山をのぼること、清澄寺、釈迦寺、千葉 2011 トーキョーワンダーウォール2011入選作品展、東京都現代美術館、東京 2010 via art 2010、銀座シンワアートミュージアム、東京
主な受賞 2011 トーキョーワンダーウォール2011、トーキョーワンダーウォール賞、東京都現代美術館、東京 2011 多摩美術大学卒業作品展、福沢一郎賞、多摩美術大学、東京 2010 via art 2010、2010KURATA賞、銀座シンワアートミュージアム、東京 作品 / パフォーマンスについて
地球から見る空では、遠い星や近い星の過去の光が同時に見えます。目を閉じた暗闇では、今以前見たことが順不同に現れます。かと思えばまぶたの裏側見る目。が星座を繋ぐ瞬間。も星に分解、もう見えません。まだ見ます。この眼球含めた物物のありあう運動の総体が、時間という名前で呼ばれているのではないでしょうか。時間は防ごうとしても完全に防げないし、時間によって自らも存在しています。時間と呼ばれるその運動は、自転公転、細胞が分裂、酸化、波が起きて、腐り、落下、拾い上げたりできる仕組み、もしくはそれしかできない仕組みです。もはやここで何もすることはできません。けれど、すること。そのひとつひとつが作品になります。
福山竜助
1981 大阪府生まれ 2005 成安造形大学 造形学部 造形美術科学科 洋画コース 卒業 2008 愛知県立芸術大学大学院 美術研究科修士課程 油画専攻 修了
主なグループ展 2011 トーキョーワンダーウォール公募2011入選作品展、東京都現代美術館、東京 2011 トーキョーワンダーシード2011、トーキョーワンダーサイト渋谷、東京 2008 愛知県立芸術大学卒業制作展、愛知芸術センター、愛知 2007 EDIT、スタジオEDIT、京都 2006 経験される形態、信濃橋画廊、大阪
夜、スタジオで作品の制作をしていると、夜から朝へと移り変わる風景をみることが度々あります。夜の暗闇の中ではあらゆるものが一体化して、ひとつの大きな影になっています。しかし、朝へと向かい薄く光が射し込みはじめると、ひとつの影はそれぞれのかたちへと次第に分かれていくのです。そのような薄明かりの中にある個人的な風景を表現したいと思っています。薄明かりの風景とは、光と闇が混ざり合うときに生じる白昼夢のような風景と言えます。そこでは神話やお伽噺などのように、人も自然も混ざり合いながら変化し続けていきます。それらの風景はそれぞれが物語の一場面として緩やかに繋がり、幾つかの物語となっていくのです。
■ 関連イベント: オープニングイベント 日時:8月4日(土) 15:30~17:00 アーティスト・トーク ゲスト:蔵屋美香氏(東京国立近代美術館美術課長) 17:00~19:00 交流会
全文提供:トーキョーワンダーサイト本郷
会期:2012年8月4日(土)~2012年8月26日(日) 時間:11:00 - 19:00 休日:8/6・13・20 会場:トーキョーワンダーサイト本郷
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最終更新 2012年 8月 04日 |